子どもの矯正歯科
適切なあごの発達も促す
子どもの矯正歯科
お子さんの歯並びを気にして矯正を希望される方が多いですが、子供の矯正歯科治療には歯並びを改善することのほかに、あごの成長発育を整える目的もあります。最近の子供は「あごが小さくなった」と言われています。
あごの成長発育には、遺伝的な要因もさることながら、食生活、舌や口の周りの組織の悪習癖、また口呼吸など環境の要因にも大きく影響されます。あごの発育が悪いと歯並びに影響するだけなく、上手く噛めなかったり、滑舌が悪かったり、顔のかたちが変わってしまうこともあります。
大人になってからあごの骨を治すと、外科的な手術が必要になることもあり、時間的にも費用的にも負担がかかってしまいますが、成長発育期のお子さんであれば、少し変化を与えてあげられば、よりバランスの取れた状態に近づけられることも多いです。子供の矯正歯科治療では歯並びの改善と並行して、あごの発育に悪影響を及ぼす癖や生活習慣を正し、適切なあごの発育を促していきます。
矯正装置や方法
顎の大きさを拡げる装置
(取り外し式、固定式)
取り外しできるタイプや、取り外しのできないタイプなど様々なものがありますが、顎の骨をより大きくしたり、歯の内側への倒れこみを外側に起こしてあげることにより、歯が並べられる隙間を作ります。
患者さん一人ひとりに合わせた、装置の選択や設計が必要になります。
◎治療期間・費用の一例
顎の大きさを拡げる装置を併用した矯正治療
治療期間:半年~1年(通院回数7回~12回) 費用15万~35万円
※治療内容・治療期間により治療費は変動する場合があります。
※自費治療のみの対応となります。
◎治療の注意点
- 装置を付けると違和感があります。
- 装置を付けると発音しにくくなります。
お口の外側に装置が見えるもの
あごの位置関係に大きなのズレがある場合に使われることが多いタイプです。取り外しができます。
◎治療期間・費用の一例
お口の外側に見える装置を併用した矯正治療
治療期間:半年~1年(通院回数7回~12回) 費用15万~35万円
※治療内容・治療期間により治療費は変動する場合があります。
※自費治療のみの対応となります。
◎治療の注意点
- 慣れるまでは痛みがを感じることがあります。
- 装着期間を守らないと、治療が長引くことがあります。
成長に悪影響を与える要因の
改善をめざすもの
舌の位置が正常な場所になかったり、口呼吸であったり、正しい嚥下(飲み込み)ができていないなどの成長発育に悪影響を与える因子を取り除き、より自然な成長発育へ導くための装置です。
取り外しができるタイプですが、使う時にトレーニングを意識して使えると非常に効果的です。
◎治療費の一例
治療期間:1年~1年半(通院回数7回~18回) 費用:15~25万円
※治療内容・治療期間により治療費は変動する場合があります。
※自費治療のみの対応となります。
◎治療の注意点
- 毎日装着する必要があるため、モチベーションに左右されます。
- 装着期間を守らないと、治療が長引くことがあります。
矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや
副作用について
矯正歯科治療は公的医療保険の適用外の自費(自由)診療となります。
①最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日から1、2週間で慣れる事が多いです。
②歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性がございます。
③装置や顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなったり、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩治療を進めていく上で、様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物の一部が破損する可能性があります。
⑭装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物やむし歯の治療などをやりなおす可能性があります。
⑯あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
矯正相談実施中
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当院では、多くの方が気軽にご相談出来るよう初診相談を実施しております。
ご心配がございましたら、まずは初診相談をお受けください。デュナミスはお力になります。検査診断後すぐに治療を始めなくても大丈夫です。時間・費用・治療方法をよく確認して時期を見てご判断ください。治療の要不要を確認するためにも、まずはお気軽にご相談ください。
当院では、初診相談、検査・診断料も、取り組みやすい料金で対応しております。
※初診相談費用は無料 検査、診断料は38,500円(税込)です。
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